仮想通貨XRPで知られるリップル(Ripple)社が、アメリカで**「銀行業」への本格参入**を目指していることが明らかになりました。
🏦 リップルが「米国ナショナル信託銀行」の設立を申請
2025年6月末、リップル社は**米通貨監督庁(OCC)**に対して「ナショナル信託銀行(National Trust Bank)」の設立を正式に申請しました。
✅ OCCとは?
OCC(Office of the Comptroller of the Currency)とは、アメリカの銀行業務を監督・許可する政府機関です。日本でいう金融庁のような存在で、国家レベルの銀行免許を交付します。
🔍 目的は「24時間稼働の金融サービス」
リップルが目指すのは、いわゆる「フェッド・マスター・アカウント」の取得です。これは米連邦準備制度(FRB)のシステムに直接アクセスできるアカウントで、取得すれば:
- 顧客への24時間リアルタイム送金が可能
- 独自のステーブルコイン発行なども法的に許可されやすくなる
- 銀行としての信頼性が世界的に向上
など、リップルの事業展開が一気に加速する可能性があります。
🪙 他の仮想通貨企業も続々と参入
同様の動きは、以下のような企業でも見られます:
- Circle社:USDCステーブルコインで有名
- BitGo社:仮想通貨カストディ(保管)サービス大手
彼らもOCCへの申請を行い、仮想通貨企業が“銀行化”する時代に入ったことを示しています。
📈 XRP価格への影響は?
この記事執筆時点では、XRP価格は大きく動いていませんが、今後:
- 許可が正式に降りればポジティブな価格反応が期待
- SEC(米証券取引委員会)との裁判の行方にも注目
という要素が絡んでくるため、長期視点での注目が必要です。
🔗 参考記事URL
👉 Ripple, Like Circle, Seeks a Bank Charter – Barron’s(英語)
🚨 投資判断についての注意
本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を勧誘するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。